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水の庭に咲く睡蓮
© G.VAHE / Fondation Claude Monet |
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MMF:庭を通じて、モネという人物を知ることが出来ると思いますか?
もちろんです。庭は個人の反映です。その人の感覚や、思い出、喜びを表現するために、そして最後には、時の中に自分の足跡を残すために作られるのです。その庭を構想した人物が何者かを見極めるには、これらの項目に対する答えを分析するだけで十分なのです。
MMF:そうだとすれば庭から、彼がどういう人物だったと言えるでしょう。
善良で、人生を愛し、絵画、自然、それから料理といった自分の愛した分野に情熱を注いだ人物だったと言えます。
まず絵画です。モネは、主題の視覚的な変化に関するあらゆる繊細さを探求しました。この変化は、太陽時(空の太陽の位置)で決まる反射角が生み出す光の放射が変遷することに影響を受けたものです。この探求の進歩がモネを水とその反映、そして睡蓮の花へと向かわせたのです。睡蓮は、空気中の世界と水中の世界の境界を指し示すもので、モネが追い続けた探求を締めくくるものでした。 |
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次に自然についてですが、モネは“クロ・ノルマン” から造園を始め、“水の庭”で終えました。中央の並木道の造園について語った中で述べたように、モネはいくつかの感覚を表現しました。その感覚の一つは思い出です。思い出とは、植物のある庭に配慮するごとに、贈ってくれた友人を思い起こすように、庭には思い出が宿るのです。クロード・モネは、ジヴェルニーの庭で過ごした43年間に、友人から贈られた多くの植物を植えました。その友人の中には日本人もいました。モネが1926年12月5日に死去した日に、モネと親交が深くジヴェルニーに頻繁に招かれた美術コレクター、黒木三次氏が贈った百合の球根の入った日本からの小包が届いたとも伝えられています。 |
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日本風の水の庭
© G.VAHE / Fondation Claude Monet |
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次に喜びの感覚ですが、この庭は目にとっての喜びであるとともに、庭園の発散する香りによって鼻にとっての喜びでもあります。この喜びというのは、人生を愛し、自然の中にこの上ない活力を見出した人物の性格を示す究極の要素でもあります。もし、モネの庭に遊び場や、他の美術作品を展示するための場所があったとしたら、私の意見も違うものになったでしょう。
モネの自然に関する探求の進歩は、あまり知られていませんが、それを証明するいくつかの証拠があります。それは、新しい植物を次世代に伝えるという、究極の作品とも言える新種の開発です。文献によって、モネがジャーマン・アイリス、新しいヒナゲシの新種を選別し、白いエトワール・ド・ディゴワン種からコラレット・ダリアを作り出したことが分ります。モネは、自ら“ディゴワネーズ”と命名したオレンジの斑点のある一重の黄色いダリアの栽培に成功しました。
モネが庭に表現したもう一つの感覚は、料理です。モネは友人を呼び、食卓を共にすることを愛していました。そのため、モネのいいつけを良く聞く優秀な女性コックに加え、ジヴェルニー内の家のそばには大きな菜園までありました。この菜園では、野菜が栽培され、また、増えすぎた多年草が植えられていたといいます。 |
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© G.VAHE / Fondation Claude
Monet |
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所在地:
Fondation Claude Monet
84,Rue Claude-Monet 27620 Giverny |
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休館日:
月曜日、11月1日-3月31日 |
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開館時間:
9:00-18:00 |
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入館料:(庭園と邸宅)
一般:5.5ユーロ
(学生・20名以上:4ユーロ、身体障害者・12歳以下:3ユーロ、7歳以下無料) |
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URL:
http://www.fondation-monet.com/ |
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<耳より情報>
「モネが愛した浮世絵」
モネがその絵画や造園で影響を受けたことで知られ、彼自身が集めた浮世絵コレクションを、モネの邸宅内で見ることができます。
庭園ととも鑑賞する楽しみが深まります。 |
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写真集「ジヴェルニーの庭と邸宅」など、モネの庭に関するカタログや書籍、資料が閲覧いただけます。 |
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