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▲シャヴァンヌの壁画が飾られた大階段。
© Andreas Licht |
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ルーアン美術館は19世紀初頭、フランス国家が啓蒙のために各地に作った公立美術館のひとつです。展示作品は国家のコレクションからの分与、アーティストやこの町の裕福なコレクターからの寄贈、オークションなどでの購入によって揃えられました。石造りの壮麗な建築物は当初から美術鑑賞を目的として作られたもので、1980年代後半にアンドレ・プットマン(Andrée Putman)によってリニューアルされています。 |
| 階段は3つありますが、正面の大階段にはこの美術館創設時に描かれたピヴィス・ド・シャヴァンヌ(Pierre Puvis de Chavannes)の大壁画《自然と芸術の間》があり、天井からは現代作家のシルヴァン・デュビュイッソン(Sylvain Dubuisson)のライトが、下には陶芸作家のエルマール・トレンクヴァルダー(Almar Trenkwalder)の《WVZ No.182》が置かれています。 |
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▲明るい自然光に満ちた「彫刻の間」。
© Andreas Licht |
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| 左右に配された小さな階段にはフェリス・ヴァリニ(Félice Varini)の鏡と壁画のインスタレーションがあります。 |
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▲ジェリコーの墓標。
© Andreas Licht |
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美術館は1階と2階から成り、ガラス張りの屋根から自然光が注ぐ「彫刻の庭」には早世したジェリコー(Théodore Géricault)の墓標の彫刻や、デュフィー(Raoul Dufy)の作品などが飾られています。また企画展もこの中庭に面する部屋で行われます。
では順路に沿って1階から見て行きましょう。15世紀のヨーロッパの宗教画、イタリア・ルネッサンス、そして16世紀のフランドル作品と部屋が続きます。 |
| ここでの見ものはジェラルド・ダヴィッド(Gerard David)の「処女の中にいるマリア」です。当時のフランドルの作品は一般的に小品が多いので、この大規模な作品は珍しいものです。イタリアで修行を積んだということも影響しているのかもしれません。この部屋にはフランドルのタピスリーやゴチック建築のモデルのほか、現代作家のヴィム・デルヴォワイエ(Wim Delvoye)のゴシック様式にオマージュを捧げたオブジェ、《キャタピラー2001》も置かれています。 |
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▲現代作家の作品も飾られたフランドルの部屋。
© Andreas Licht |
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こうしたユーモア溢れる組み合わせの妙も、この美術館の魅力といえるでしょう。
次の間にはフランソワ・クールエ(François Clouet)の《ディアナの入浴》がありますが、これは暗喩画として有名です。 |
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▲フランソワ・クールエ《ディアナの入浴》/ルーアン美術館所蔵
© Andreas Licht |
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クールエは、イタリアからアンリ2世(Henri II)に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシス(Catherine de Médicis)のお気に入りの画家でした。ここに登場するディアナはアンリ2世の愛妾で、絶世の美女と言われたディアナ・ド・ポワティエ(Diane de Poitiers)だとされています。アンリ2世は絵の左上に騎乗姿で描かれています。この王はノストラダムスの予言通り、騎馬戦で目を槍でつかれて死んでいます。 |
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▲青い壁が美しいデッサン室。
© Andreas Licht |
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階上に上がると、右手にはブルーの壁が美しいデッサンの部屋があります。この美術館はデッサンのコレクションにも定評があり、3000点ほどが所蔵されています。デッサンは展示がとても難しいものですが、ニコラ・プッサン(Nicolas Poussin)、ドラクロワ(Eugène Delacroix)、ジェリコーなどの作品を見ることができます。 |
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| このフロアの中央には大きな部屋が3つ連なっており、それぞれイタリア、フランス、スペインと国別に17世紀作品が集められています。イタリアの部屋にはカラヴァッジオ(Caravaggio)の《キリストの笞刑図》、フランスの部屋にはダイナミックなピエール・プジェ(Pierre Puget)の《ヒドラを退治するヘラクレス》像が、そしてスペインの部屋にはベラスケス(Diego Velzáquez)の《デモクリトス》の肖像画があります。 |
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▲カラヴァッジオ《キリストの笞刑》/ルーアン美術館所蔵
© Andreas Licht |
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この3つの部屋の脇にもプッサンの作品やオリジナルが失われたラ・トゥール(Georges de la Tour)の《イレーヌに手当を受けるサン・セバスチャン》の、8枚存在する当時のコピー作品でいちばん優れていると言われる作品があります。
18世紀の部屋は当時の家具を置いてサロンの雰囲気を演出しています。この時代、人々の肖像画が多く描かれるようになり、それらはこのように居間に飾られていたに違いありません。ここにはフラゴナール(Jean Honoré Fragonard)の《洗濯女たち》やユベール・ロベール(Hubert Robert)の《ロッシューギヨン城の眺め》があります。 |
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▲ベラスケス《デモクリトス》/ルーアン美術館所蔵
© Andreas Licht |
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▲当時の家具が飾られた18世紀の部屋。
© Andreas Licht |
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| ©Andreas Licht |
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所在地 |
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| Esplanade Marcel-Duchamp 76000 Rouen |
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Tel |
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| +33(0) 2.35.71.28.40 |
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| ■ |
Fax |
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| +33(0) 2.35.15.43.23 |
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e-mail |
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開館時間 |
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| 10:00-18:00 |
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休館日 |
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| 火曜・祝日 |
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入館料 |
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一般:3ユーロ
割引料金:2ユーロ
18歳以下:無料 |
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URL |
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フランス北部、ノルマンディ地方の中心都市で、セーヌ・マリティム県の県都。古来、パリの外港として発展し、かつてはノルマンディ公国の主都であった。13世紀に建造されたノートル・ダム大聖堂は、フランス・ゴシックの代表作で、モネの連作のモチーフとしても知られる。また、15世紀にジャンヌ・ダルクが処刑された町で、ジャンヌ・ダルク教会やジャンヌ・ダルク博物館などがある。 |
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交通 |
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| パリ・サン・ラザール(St.Lazare)駅から在来線でルーアン・リヴ・ドロワット(Rouen Rive Droite)駅まで約1時間10〜30分。 |
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ルーアン観光局 |
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