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  モーリス・ラヴェル博物館
ラヴェルの暮らした街 モンフォール・ラモリー ベルヴェデール 展望台と言う名の家 ユニヴェール・ラヴェリアン ラヴェルの世界
モーリス・ラヴェル博物館
バルコニーから望む森のパノラマ
▲門柱にある「展望台」の表札。
© Yoko Masuda
 1921年の4月、ラヴェルは1907年に建てられたモンフォール・ラモリーの邸宅を伯父の遺産2万フランで購入しました。ラヴェルがこの小さな家を選んだのは、身長161cmの彼の小柄な体格が関係していると思われがちですが、実際購入の決め手となったのは家のほとんどの部屋から望むことのできる素晴らしい景色でした。バルコニーに出て左手にはサン・ピエール教会、そして正面には何にも遮られることのない田園と森のパノラマが広がっています。その素晴らしい眺めはこの家がベルヴェデール「展望台」と名付けられた所以です。
 その後ラヴェルは6年間かけてこの家を改造しました。購入当初は4部屋だった邸宅は、最終的には10部屋近くある間取りに作り変えられます。複数のサロン、書斎、寝室、食堂、浴室、そしてピアノの置かれた音楽室など、細かく仕切って作られた小さな部屋の数々はまるで船の客室のようです。ラヴェルの家の中心部とも言える音楽室からももちろん、遠方に広がる森を窓から見渡すことができます。
▲木製のピアノが置かれた音楽サロン。
© Guy Vivien
   
▲バルコニーからの庭の眺め。
© Guy Vivien
 室内の改造と同様に、ラヴェルは自宅の庭も自分の好みに作り変えました。高低のある小さな土地は日本庭園を意識してか小径で幾つかに仕切られ、そこに低木が好んで植えられました。庭の中央にある池はラヴェル自身が設計して古井戸の跡に作ったものです。またラヴェルが何より愛着を持っていたのは、路地の向こう側に作られた小さな菜園と果樹園でした。入念に手入れし栽培された野菜や果物は、時にこの「展望台」の来訪客の昼食や夕食で振る舞われたそうです。
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文・写真:
増田葉子(Yoko Masuda)
著者プロフィール:
明治大学史学地理学科卒業後、パリ第4大学(ソルボンヌ大学)で美術史学を専攻し、修士課程修了。現在同大学美術史学博士課程。専門は19世紀後半の装飾美術、主にジャポニスム。


URL
http://www.ville-montfort-l-amaury.fr
所在地
5, rue Maurice Ravel, 78490 Montfort l'Amaury
Tel
33(0)1 34 86 00 89
(ラヴェル博物館・開館日のみ)
33(0)1 34 86 87 96
(モンフォール・ラモリー観光案内所・毎日)
Fax
33(0)1 34 86 87 96
開館時間
水曜、木曜、金曜/14 :30、15 :30、 16 :30
土曜、日曜/10 :00、11 :00、
14 :30、 15 :30、 16 :30
*ガイド付見学のみ、最大7名まで(要予約)
休館日
月曜、火曜
入館料
一般:7ユーロ
18歳以下:3.7ユーロ
アクセス
パリ、モンパルナス(Montparnasse)駅より電車で約40分、モンフォール・ラモリー・メレ(Montfort l'Amaury-Méré)駅下車。駅より徒歩45分、平日は駅よりバス有り。
ラヴェルの暮らした街 モンフォール・ラモリー ベルヴェデール 展望台と言う名の家 ユニヴェール・ラヴェリアン ラヴェルの世界
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