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1894年、画家でありコレクターでもあったギュスターヴ・カイユボットの印象派コレクションの遺贈のおかげで、フランスの国立美術館は所蔵作品目録にモネの作品を加えることができました。カイユボットにつづき、画家であり有能なコレクターであるエティエンヌ・モロー=ネラトンが1906年にコレクションを寄贈、イザック・ド・カモンド伯爵が1911年に14点のモネ作品を遺贈しました。こうした寄贈・遺贈作品は、すぐにルーヴル美術館には展示されず、リュクサンブール美術館や装飾美術館などパリのほかの美術館にて、一種の試練の時といっていい期間を過ごしました。(=訳註:ルーヴルには時を経て、誰もが「名作」と疑わない作品しか飾られないという前提があったため)
1918年以降、特にカイユボット・コレクションがルーヴル入りした1929年以降、印象派の作品は購入、寄贈・遺贈によってルーヴルのコレクションに加わります。1921年、国家はモネの《庭の女たち》を購入。モネが死去した際には、息子にミシェルが《屋外での人物習作》(1886年)を寄贈します。そして、1931年にレイモン・コシュラン夫妻のコレクション遺贈、1937年にアルベール・シャルパンティエ夫妻、アントナン・ペルソナズ氏、1944年にエドモン・ド・ポリニャック公爵夫人らの遺贈を受けます。
第二次世界大戦後の1947年、印象派コレクションはジュ・ド・ポーム美術館に収蔵され、モネの作品が何点か新たな購入、寄贈によって国家の所蔵品リストに加わります。1968年、税金を美術作品で支払うことを許可する法律ができると、《パリ、モントルグイユ街、1878年6月30日の祝典》や、《草上の昼食》(1868-1869年)の中央部分など、重要な作品が国家のコレクションに加わることになります(それぞれ1982年と1987年)。その間、オルセー美術館開館の2年前、1984年に《かささぎ》(1868-1869年頃)を国家が購入しました。
モネの国家所蔵作品は80点を数えますが、オルセー美術館開館以来20年の間に何点か新たな作品が加わりました。最近では《ポプラ、風の効果》(1891年)を収蔵しました。
ドミニック・ロブスタイン
翻訳:阿部明日香(Asuka ABE)
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