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▲最晩年の写真。手に絵筆を固定しているのが見える。 |
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2階に上がると夫婦それぞれの寝室、子供部屋と画家のアトリエがあります。このアトリエは定石通り、北向きに大きな窓があり、ルノワールはその光を画布やモデルに取り込むため、窓に背を向けた姿勢で絵を描いていました。体が不自由になっても車椅子に座って、手に絵筆をくくりつけて描き続けました。「小鳥がさえずるように絵を描いた」と言われるほど、ルノワールは描くことを愛した人でした。壁に並んだアトリエで創作中のルノワールの写真は1918年に撮られたものです。絵の具箱やパレットも当時のままです。ルノワールはパレットに絵の具を出して、それを画布の上で混ぜ合わせていました。 |
パレットは1日の創作が終ると毎回きれいに洗っていたそうです。アトリエにある絵はすべてレプリカですが、奥にルノワールの胸像があります。ギノが作ったもので、これがルノワールの墓標となっています。
2階にはこの他に、ナビ派を代表する画家ボナール(Pierre Bonnard)が描いた風景画、彫刻家マイヨール(Aristide Maillol)の手による帽子をかぶったルノワールの頭像、ルノワールとモレルとの共作などがあります。また陶芸家となった3男のクロードの作品も展示されています。ちなみに長男のピエールは俳優、次男のジャンは映画監督となりました。 |
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▲画家が使っていた当時のままに保管された絵の具箱。 |
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ルノワールの寝室には彼の外套とステッキが残されていました。藤色のシルクの水玉スカーフがとてもお洒落です。愛情あふれる家族のポートレートや広い交友関係を偲ばせる作品群などからは、画家の豊潤な人生を感じずにはいられません。衰えない創作意欲、明るい南仏の自然と我が家……。ここで過ごしたルノワールの晩年は、きっと幸せに満ちあふれた日々だったことでしょう。 |
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印象派を代表する巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールとその次男で映画監督ジャン・ルノワールの世界にクローズアップする展覧会。家族、父と子といったテーマを軸に、ときに父子の油彩画と映像を対比させながら、フランスの芸術界に大きな影響を与えた二人のルノワールの世界に迫ります。 |
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2008年2月2日(土)-5月6日(火) |
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渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム |
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10:00-19:00(毎週金曜・土曜は21:00まで) |
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展覧会期間中は無休 |
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ピエール=オーギュスト・ルノワール
《田舎のダンス》 1883年
油彩・カンヴァス
180x90cm
オルセー美術館
©Photo RMN/H. Lewandowski/digital file by DNPAC
ジャン・ルノワール
『ピクニック』 1936年
Paris, Collection Cinémathèque française, fonds Femis; D.R. |
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| 田中久美子(Kumiko TANAKA/文・写真) |
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所在地 |
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Chemin des Collettes, 06800
Cagnes-sur-Mer |
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Tel |
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| +33(0)4-93-20-61-07 |
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| ■ |
Fax |
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| +33(0)4-93-73-09-20 |
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URL |
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開館時間 |
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夏期
10:00-12:00、14:00-18:00
冬期
10:00-12:00、14:00-17:00 |
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休館日 |
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| 火曜日、1月1日、5月1日、11月、12月25日 |
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入館料 |
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| 3ユーロ |
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| MMFインフォメーション・センターでは、フランスで開催された「ルノワール+ルノワール」展の展覧会カタログをいちはやく入手。そのほかにも、ルノワールに関する書籍を閲覧いただけます。 |
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