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| ここではサダーン・アフィフ(Saâdane Afif)の回顧展が行われています。1999年にナントのゾー・ギャラリーで発表した作品群もそのまま展示されています。面白いのはジェローム・ベル(Jérôme Bel)の部屋です。部屋には何もなく入り口でヘッド・フォンを渡されるだけです。英語、フランス語、子供バージョンがあり、そのどれかを選ぶと部屋を巡る度におなじみの“懐メロ”ソングが次々と聞こえてくるという趣向です。音楽が人々の思い出や感情を共有するという視点で「ショー・マスト・ゴ−・オン」というミュージカルも作っているベルらしい作品で、人々はヘッド・フォンを次々と替えながら部屋を行ったり来たり。単純だけど音楽の楽しみを再発見させてくれるような楽しい展示でした。 |
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▲(床上)ピエール・アルドゥヴァン《水上歩行》/ Pierre Ardouvin
(絵)ステファン・カレー&サダーン・アフィフ《パトリス・ジョリーの肖像》/Stéphane Calais & Saâdane Afif
copyright >> |
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| 前回に比べてグッと増えたのがアジアからのアーティストの参加です。自国のアイデンティティーなどを明確にした作品が多く、アジアが本格的に現代美術界に参入した、という感があります。マンガや香港映画のファンだという中国の新世代であるカオ・フェイ(Cao Fei)は中国の山岳地帯で用いられるテントの中で映像を見せます。インドのシルパ・グプタ(Shilpa Gupta)は、スクリーンに映る鑑賞者の影がスクリーン上の窓に触ると音が出たり、また影の上に矢印が降ってきたり、ハトが飛んだり、と高度な映像テクニックを駆使しつつ、素朴な興味や笑いを誘うほのぼのとした作品を作り上げました。みんなが子供に戻ったように、自分の影を見つめながら一心に手を振るという光景が見られました。 |
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またリヨンの中心部であるベルクール広場のブルキアン財団で単独展示されている中国のリュー・ウェイ(Liu Wei)のインスタレーション、《アウトキャスト(見捨てられた)》は、古い窓をつなげて作った建物の中に砂に埋もれた机と椅子が見える、というものです。核戦争で人類が絶滅した後を作家は想定したのかもしれません。たとえそうでなくても、そこに漂う何とも言えない寂寥に思わず胸をつかれます。存在自体が美しく哀しいオブジェでした。 |
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| 田中久美子(Kumiko TANAKA/写真・文) |
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所在地 |
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シュークリエール<Sucrière> |
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Port Rambaud, quai Rambaud, 69002 Lyon |
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リヨン現代美術館<Musée d'Art Contemporain de Lyon> |
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Cité Internationale 81, quai Charles de Gaulle, 69006 Lyon |
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ヴィルールバン現代美術インスティチュート<Institut d'Art Contemporain de Villeurbanne> |
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11, rue Docteur Dolard, 69100 Villeurbanne |
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ブルキアン財団<Fondation Bullukian> |
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26 Place Bellecour - 69002 Lyon |
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URL |
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会期 |
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| 2007.9.19-2008.1.6 |
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開館時間 |
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12:00-19:00(金曜は12:00-22:00)
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ただし、「リヨン光の祭典(Fête des Lumières)」の期間(2007.12.6-12.9)のみ午前10 時より開催。 |
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休館日 |
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| 月曜日、12月25日、1月1日 |
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入館料 |
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| <個別入場券(L'entrée individuelle)> |
一般:10ユーロ
割引料金(10名以上の団体、19-26歳、障害者):7ユーロ
12-18歳:2ユーロ
12歳未満:無料
夜間料金:5ユーロ(金曜の19時以降、ブルキアン財団を除く会場で有効)
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個別入場券は、4会場各1回の入場が可能。会期中有効。 |
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| <パスポート(Le pass)> |
1名:17ユーロ
2名:25ユーロ
19-26歳:12ユーロ
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パスポートは、会期中、4会場に何度でも入場可能。 |
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MMFwebサイトでは、2005年に開催された「第8回リヨン現代美術ビエンナーレ」レポートをご覧いただけます。 |
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詳しくはこちら→ |
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