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美術館の所蔵作品の中でも特に美しいのが、6枚の連作タピスリー《貴婦人と一角獣》です。パリでデザインされ、15世紀末のフランドルで織られたこのタピスリーは、19世紀にプロスペル・メリメ(Prosper Mérimée)*3によって発見され、ジョルジュ・サンド(George Sand)が賛美したことで有名になりました。 |
| この6枚が飾られているのは、生地を守るために光量を落とした円形の特別室。ユニコーンと貴婦人とライオンが織りなす絵模様の6枚のうち、5枚はそれぞれ「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」の寓意を示しています。そして、最後の1枚は「我が唯一の望みに」と題されていますが、それが実際どんな意味を指しているのかは解釈が分かれるところです。貴婦人は他の5枚で身につけていた首飾りを手にしていますが、それがこれから着用するためなのか、宝箱にしまうためなのか、つまり、これが他の5枚の始まりなのか、終わりなのかもわかっていません。依頼主と目される当時の有力者ジャン・ル・ヴィスト(Jean Le Viste)が娘の結婚祝いに織らせたもので、「愛」を意味するという説もあります。赤と青が美しい絵模様を前にして、あなたはどんな印象を持たれるでしょうか。 |
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*3: |
プロスペル・メリメ(1803-70)
『カルメン』で知られるフランスの小説家。20代で小説家として名声を確立し、1834年からは、文化財保護技監として国内外を巡察。歴史的建造物や文化財、遺跡などの調査、保護、修復にあたった。
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館内を見終えたら裏手にある庭へと出かけましょう。ここはテーマ別にコーナーが分かれていて、特に興味深いのは中世と同様の野菜や薬草を育てている小さな一角です。現在、人々の自然回帰志向によってスパイスや薬草の効果が見直されていますが、中世には薬といえばハーブと決まっていました。ここには当時よく使われた薬草、セージ、よもぎ、ミントなどが植えられています。 |
| またよく食されていたキャベツ、シボレット、タマネギなどの野菜畑もあります。その他には当時庭にあった花畑、官能の世界を象徴する花畑が作られています。またローマ時代の浴場跡も忘れずに見てください。現在庭から見えるのは微温浴場と熱温浴場だった場所です。 |
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| 田中久美子(Kumiko TANAKA/文)/Andreas Licht(写真) |
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所在地 |
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6, place Paul Painlevé
75005 Paris |
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Tel |
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+33 (0)1 53 73 78 00(自動音声)
+33 (0)1 53 73 78 16(受付) |
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E-mail |
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URL |
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開館時間 |
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| 9:15-17:45 |
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休館日 |
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| 火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
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入館料 |
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一般:7.5ユーロ
割引料金(25歳未満):5.5ユーロ
※18歳以下は無料
※毎月第1月曜日は無料
※2008年1月からの6ヵ月間、すべての方が入館無料。
詳しくはこちら→ |
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アクセス |
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| 地下鉄クリュニー・ラ・ソルボンヌ(Cluny-La Sorbonne)駅、サン=ミシェル(Saint-Michel)駅、オデオン駅(Odéon)下車。 |
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