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| ▲朽ち果てていながらも、かつての豪華さが伺えるローマ浴場跡。 |
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美術館の敷地は1世紀から3世紀にかけて作られたローマ時代の浴場跡です。ローマ人が風呂を好んだことはよく知られていますが、ここには、セーヌ川から水が引かれ、熱温、微温、冷水の3種類の浴場、さらにプールと運動場を備えた大ヘルスセンターが造られていたのです。その一部である冷水浴場は、美術館の展示室として現在も使われています。
一方、美術館の建物の起源は、14世紀にブルゴーニュのクリュニー修道会*1がパリの拠点として浴場遺跡と付近に建設した修道院長の別邸です。15世紀になって大幅に再建され、ほぼ現在の形となりました。建築様式はゴシック後期のフランボワイヤン様式*2とルネッサンスが混合している、非常に優雅なものです。 |
| 特に修道院長の礼拝堂だった場所には、天井を華麗に飾るフランボワイヤン様式の繊細なボールドが残されており、その特徴をよく伝えています。 |
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| ▲11世紀、12世紀の建築彫刻を集めた展示室。浴場の一部だ。 |
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*1: |
ブルゴーニュのクリュニー修道会
910年、ブルゴーニュに建設されたベネティクト派のクリュニー修道院を拠点とする修道会。貧民救済と典礼の重視を訴え、修道院改革(クリュニー改革)を推進。教皇直属の修道会として勢力を拡大し、中世にはヨーロッパ全土にその分院が建設された。クリュニー修道院の第3聖堂は、中世のもっとも完璧な建築とされたが、フランス革命時に破壊され、現在ではその一部がかろうじて残されているのみ。
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*2: |
フランボワイヤン様式
15世紀から16世紀、後期ゴシックの代表的な様式。フランボワイヤン(flamboyant)とは「炎が燃え上がるような」を意味するフランス語で、窓や飾り破風などに火焔のような装飾が施されたことから、この名前が付けられた。 |
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| ▲紀元1世紀に掘られたパリ最古の彫刻《船乗りの柱》。 |
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所蔵されている作品は2万3000点あまり。ヨーロッパ中世とは一般的に5世紀から15世紀末までをいいますが、天井が13,5mもある冷水浴場跡の展示室には、それ以前の美術品も展示されており、中世美術のルーツを辿ることができます。
23ある展示室には絵画や彫刻、宝飾品、ステンドグラスなどの宗教美術品、象牙細工やタピスリー、家具などの工芸品がテーマや時代別に展示されています。 |
| 革命時に壊されてしまったノートル・ダム大聖堂のオリジナルの彫刻群を集めた部屋もあります。 |
| 特に素晴らしいのがステンドグラスの部屋です。普段は教会の高い位置にあるために詳しく見ることができませんが、ここでは12世紀から13世紀、ステンドグラスの最盛期といわれる時代の逸品を間近で鑑賞することができます。800年近くの時を経て、なお色鮮やかな輝きを放つその美しさには驚かされます。また当時の職人技術の粋を集めて作られた武具や装身具、食器など、中世の生活の一端を垣間見させる品々も数多く展示されています。 |
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| ▲近年新しくコレクションに加わった15世紀の木造の受胎告知像。 |
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| 田中久美子(Kumiko TANAKA/文)/Andreas Licht(写真) |
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所在地 |
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6, place Paul Painlevé
75005 Paris |
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Tel |
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+33 (0)1 53 73 78 00(自動音声)
+33 (0)1 53 73 78 16(受付) |
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E-mail |
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URL |
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開館時間 |
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| 9:15-17:45 |
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休館日 |
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| 火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
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入館料 |
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一般:7.5ユーロ
割引料金(25歳未満):5.5ユーロ
※18歳以下は無料
※毎月第1月曜日は無料
※2008年1月からの6ヵ月間、すべての方が入館無料。
詳しくはこちら→ |
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アクセス |
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| 地下鉄クリュニー・ラ・ソルボンヌ(Cluny-La Sorbonne)駅、サン=ミシェル(Saint-Michel)駅、オデオン駅(Odéon)下車。 |
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