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▲ドゥニーズ・コロンブ ≪アルベルト・ジャコメッティ≫ 1954年
©RMN ©Adagp |
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アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)は、スイスの後期印象主義の画家ジョヴァンニ・ジャコメッティ(Giovanni Giacometti)の長男として1901年、スイスのイタリア語圏の小さな村に生まれました。今日、母国スイスでは、肖像写真と代表作《歩く男》が印刷された紙幣が流通し、国民的な芸術家としてその名が広く知られていますが、ジャコメッティは人生の大半をパリのモンパルナス界隈で過ごしました。それは、20歳のときにアカデミー・ドゥ・ラ・グランド・ショミエールのアントワーヌ・ブールデル(Antoine Bourdelle)のもとで彫刻を学ぶべくパリへ来てから、人生を終えるまでの約45年間という、長きにわたるものでした。彼はそのパリで、戦前はキュビスムに影響を受けた彫刻作品を制作し、その後、シュルレアリスム運動に参加するようになってからは、数々のオブジェに取り組み始めます。1935年以降になると、モデルを前にして「見えるものを見える通りに」表すため、彫刻と絵画の制作に励みました。 |
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ジャコメッティは、芸術家のみならず数多くの哲学者や文学者との深い親交があったことでも知られています。そのなかには、アンドレ・ブルトン(André Breton)をはじめとするシュルレアリストや、一般にジャコメッティ・スタイルと呼ばれている戦後の細長い彫刻や絵画について最初に論じた作家・哲学者のジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)、そのパートナーだったシモーヌ・ド・ボーヴォワール(Simone de Beauvoir)、代表作『ゴドーを待ちながら』で舞台美術をジャコメッティに依頼したサミュエル・ベケット(Samuel Beckett)など、枚挙にいとまがありません。また数少ない親密なモデルであった哲学者の矢内原伊作(Isaku Yahaihara)や、フランス文学者、宇佐見英治(Eiji Usami)との篤い友情は日本のみならず世界的にも有名です。さらに現在においても、ジャコメッティ研究の第一人者には、イヴ・ボヌフォワ(Yves Bonnefoy)をはじめとする文学者が含まれています。 |
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▲≪横顔のヤナイハラ≫ 1956年
Coll.Fondation Alberto et Annette Giacometti, Paris,
©Adagp |
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ところで、あまたの友人の中でも小説家ジャン・ジュネ(Jean Genet)との親交は特別なものであったようです。ジュネは、たとえジャコメッティが制作中であっても、自由にアトリエに入室が許されていた、ただ一人の人でした。そのジュネが1957年に発表したエッセイ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』こそ、本展覧会のいわば礎になっています。 |
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文:岡村嘉子(Yoshiko OKAMURA)
筆者プロフィール:
千葉大学大学院修士課程芸術学専攻修了。メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランススタッフ。美術史家。専門はアルベルト・ジャコメッティ。 |
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所在地 |
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| 75191 Paris Cedex 04 |
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Tel |
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| +33(0)1 44 78 12 33 |
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URL |
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開館時間 |
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11:00-22:00
美術館および展示室:11:00-21:00
(カウンターは20:00まで) |
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休館日 |
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| 火曜日、5月1日 |
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入館料 |
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| 受付、カウンター、および当日プログラムにて案内。美術館は18歳未満および毎月第一日曜日は無料。 |
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アクセス |
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| メトロ ランビュトー(Rambuteau)、オテル・ドゥ・ヴィル(Hotel de Ville)、シャトレ・レ・アル(Châtelet-les Halles)各駅下車。 |
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入館料 |
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「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」
2007.10.17-2008.2.11 10€ |
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MMFインフォメーション・センターでは、今回ご紹介した展覧会「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」展のカタログをはじめ、ジャコメッティに関する書籍や図版を閲覧いただけます。 |
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