|
 |
| ▲カオールにあるサン・エチエンヌ聖堂のドーム(13世紀)の再現。 |
|
|
|
 |
複製は彫刻だけではありません。12世紀から16世紀の壁画も実物大で再現されています。これは1937年から65年にわたって、16人のフレスコ画家がフランス中を回って写し取ったものです。その数は355点にのぼり、立体的に再現しているものも23点あります。その中には19世紀半ばにジョルジュ・サンド(George Sand)が見つけて、その保存を呼びかけたペリゴーの12世紀のものも含まれています。 |
多くの壁画は古い宗教施設に描かれていたもので、建物自体も含め、立体的に再現しているものはその静謐で厳かな雰囲気までも伝えています。特に大きいカオールのサン・エチエンヌ聖堂のドームを再現したものは、窓の向こうにエッフェル塔が見えているにも関わらず、パリにいることを忘れてしまうほどの臨場感です。
またステンドグラスの複製も4点展示されています。13世紀のステンドグラスの黎明期の逸品の複製などを展示しており、現在の技術では発色が難しいとされる鮮やかな青までも見事に表現しているのには驚かされます。 |
 |
|
|
 |
| ▲タヴァンにあるサン・ニコラ教会のロマネスク時代の地下礼拝堂(12世紀前半)を再現したもの。 |
|
|
|
| この博物館では、1850年代から今日まで、150年間にわたるフランスの近代建築も紹介されていますが、いろいろな国の建築家が国境を越えて活躍する時代ですから、フランスだけではなく西欧の建築史をたどることができる言っていいかもしれません。 |
|
 |
|
 |
|
 |
| ▲館内にある真っ赤な階段。常設展示スペースと企画展時スペースを結ぶ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| 建築史のなかでもこの150年間は、人々のライフスタイルや住空間に対する概念の変化、新建材の発明や技術の進歩によって、建築が大きく変化を遂げた時期でもあります。ここでは、代表的な建築の模型や設計図、写真、映像を見ながらその変遷をたどることができます。 |
|
|
 |
| ▲現代建築のコーナー。コーナーをカーテンで区切って、より細かい展示をすることが可能。 |
|
|
|
 |
現在進行中のプロジェクトなどのコーナーもあります。また1930年代、建築にも大きな影響を与えた豪華客船の出現などのエポック・メイキングな事柄も語られています。
さらに建築ファンをとくに喜ばせるのが、ル・コルビジュエ(Le Corbusier)がマルセイユに作った共同住宅、ユニテ・ダビタシオンの部屋の実物大模型でしょう。部屋の中に入ると、ル・コルビジュエの合理的精神がいかに徹底していたのかが実感できます。
地下には企画展示室があります。取り上げるテーマや展示手法が毎回異なり、例えばルイ14世(Louis XIV)の軍事顧問ヴォーバン(Vauban)の要塞の数々を紹介したり、1960年代から70年代にかけての社会問題と建築の関わりを追求したりと、毎回興味深い展示が行われています。 |
| 建築のセクションはフランス建築協会が管理しており、4万5,000冊の本と450のマルチ・メディア資料がある図書館などを利用することもできます。この博物館は建築の専門、総合研究施設として大きな役割を担っているのです。 |
|
 |
|
 |
|
|
| ▲ル・コルビジュエのアパート内部の実物大模型。マルセイユの実物は現在も実際に使われている。 |
|
|
|
|
 |
 |
 |
 |
|
| 田中久美子(Kumiko TANAKA/写真・文) |
 |
|
 |
|
 |
| ▲ |
建築・文化財博物館が建つトロカデロ広場からの絶景。 |
|
|
| |
|
 |
| ■ |
所在地 |
| |
 |
| 1, place du Trocadéro et du 11 novembre 75116 Paris |
 |
|
| ■ |
Tel |
| |
 |
| +33(0)1 58 51 52 00 |
 |
|
| ■ |
E-mail |
| |
|
| ■ |
URL |
| |
|
| ■ |
開館時間 |
| |
 |
11:00-19:00
※木曜は21:00まで開館 |
 |
|
| ■ |
休館日 |
| |
 |
| 火曜日、1/1、5/1 |
 |
|
| ■ |
入館料 |
| |
|
 |
| ● |
常設展示
一般:8ユーロ
割引料金:5ユーロ
※18歳以下は無料
※毎月第一日曜日は無料 |
| ● |
常設展示と企画展
一般:10ユーロ
割引料金:7ユーロ |
|
 |
|
| ■ |
アクセス |
| |
 |
| 地下鉄トロカデロ(Trocadéro)駅、イエナ(Iéna)駅下車 |
 |
|
|
|