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▲マチュー・ジャケ(Mathieu Jacquet), 《アンリ4世の騎馬像(Henri IV à cheval)》,大理石に浮彫。ブルボン王朝初代の王、ポー出身のアンリ4世の肖像。 城内にはフランス歴代の王たちを偲ぶオブジェが多くある。
© Lina Nakazawa |
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フォンテーヌブロー城の歴史は12世紀に始まります。フランス・ルネサンスが花開いた場所として有名なこの城は、フランスの歴代の王たちが狩猟や滞在を楽しむ場所でした。フランス王家が倒れてからも、皇帝や共和国の大統領は好んでこの城に居を構え、NATOのヨーロッパ司令部が置かれるなど、近代の国際政治の重要な決定がこの城で行われたこともあります。現在は一般客を受け入れる美術館となっていますが、それはほんの20年前からのこと、1980年代にオープンしたばかりの若い美術館です。 |
フランスを治めた君主たちは皆、フォンテーヌブロー城に居室を持っていた、といっても過言ではありません。各時代の最高の職人たちの、最高の仕事が集結したようなこの城は、フランスのどの城にも類を見ない豊かな遺産を受け継いでいるのです。
フランスでも最大規模のフォンテーヌブロー城は、その遺産の貴重さからユネスコ世界遺産にも登録されています。 |
パリのリヨン駅から電車で45分程のフォンテーヌブロー。その長い歴史の誇りを優雅に描いたような街と城を今回訪れたのは、城の修復を手がける建築家、ジャック・ムーラン(Jacques Moulin)氏にお会いするためです。ムーラン氏は、フランスの歴史的記念物局(※1) の主任建築家(※2) で、1999年からフォンテーヌブロー城の修復に関わっていらっしゃいます。終始笑顔でお話をしてくださったムーラン氏。ご自身の仕事に対する愛情や熱意が伝わってくるような、大変興味深いお話をお聞きすることができました。 |
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▲建築家のムーラン氏。自身のオフィスの本棚前で。
© Lina Nakazawa |
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| ※1 |
Monuments historiques(モニュマン・イストリック)、歴史的記念物局は、フランス文化省の機関で、その前身となるのは1830年に内務省に設けられた歴史的記念物監の部局であった。歴史的建造物保護のための制度は20世紀に入ってから整備され始め、1913年に立法がなされてから様々な法律が加わって、現在に至る。 |
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| ※2 |
歴史的記念物主任建築家(architecte en chef des monuments historiques、ACMH)の資格は1907年に制度化された。その構成員は現在53人で、欠員があった場合にのみ試験が行われ、一年に及ぶ厳正な審査の後合格者が選ばれる。一級国家公務員でありながら各人がエージェンスを持つという、自由業的面のある特権的職業である。 |
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取材・文・写真:
中澤理奈(Lina Nakazawa) |
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著者プロフィール:
東京外国語大学フランス語学科卒業後、パリ第四(ソルボンヌ)大学で美術史を専攻。美術史学マスター課程修了。専門は18世紀、19世紀の工芸品およびコレクショニズム。 |
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所在地
Château de Fontainebleau 77300 Fontainebleau |
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Tel
+33(0)1 60 71 50 70 |
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URL
http://www.musee-chateau-fontainebleau.fr/ |
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開館時間
城:
<4月-9月>9:30-18:00
<10月-3月>9:30-17:00
庭園:
<5月-9月>9:00-19:00
<11月-2月>9:00-17:00
<3月-4月、10月>9:00-18:00 |
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休館日
火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
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入館料
一般:12.5ユーロ(2名分ペアチケットは19ユーロ)
割引料金:11ユーロ(2名分ペアチケットは16ユーロ) |
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アクセス
パリ・リヨン(gare de Lyon)駅からフォンテーヌブロー・アヴォン(Fontainebleau-Avon)駅下車。駅からバスで約15分。 |


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