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マーグ財団美術館の主任学芸員であり運営管理担当官で、軽井沢メルシャン美術館で開催される展覧会「ジョアン・ミロ、翔び立つ鳥のように」の責任者アネット・ピウ氏とのインタビューを通して見所についてお伺いしました。
1964年、ニース近郊のサン=ポール・ド・ヴァンスに創設されたマルグリットとエメ・マーグ財団は、20世紀の絵画、彫刻、デッサン及びグラフィック作品のヨーロッパで最も重要なコレクションの一つを所有しています。
MMF:美術館の世界におけるマーグ財団の特殊性について教えて下さい。
アネット・ピウ氏(以下AP):最大の特殊性は完全な民営の美術館だということです。入場料、書店での販売、そしてフランス国内、また海外での展覧会による、収入で運営されています。41年前の創設以来、この民営性が美術館の自立と独立を可能にしています。 |
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MMF:ミロとマーグ財団の関係はどのようなものですか?
AP:20世紀の最も偉大な美術商の一人であったエメ・マーグが、ジョアン・ミロと出会ったのは1948年でした。彼らは親友になると同時に同志にもなりました。
エメ・マーグが財団創設の構想を抱いたとき、ジョアン・ミロは、パルマにあるミロのアトリエを設計した友人の建築家ジョゼップ・ルイス・セルトをマーグに紹介します。このようにして始まったサン・ポールでの財団の冒険のために、ジョアン・ミロは彫刻と巨大な陶芸作品で構成する迷宮のような庭園を造りました。
マーグ財団のコレクションには、ジョアン・ミロの寛大な寄贈による275点の類稀な作品、1000点以上の版画及び挿画入りが収められた大型本が収蔵されています。
MMF:メルシャン美術館のミロ展のコミッショナーとして作品の選択と展示をどのように行ったのですか?
AP:彫刻の展示は、空間での配置、つまり、その場に応じた展示を必要とします。私は、日本で作品を鑑賞される皆様が、ミロの作品の詩情と遊戯性を併せ持つ面と、作品とのより自然な関係を提示できるように努力しました。それが成功していると良いのですが。
軽井沢で展示される数点の作品は重要なものです。例えば2001年9月11日の世界貿易センター・ビルの4階部分の破壊により、いまや世界でも2点しか存在しない記念碑的なタピスリーや、ミロが敬愛していた日本の書道に着想を得た絹の作品「巻物」は特に重要なものです。
MMF:現在、サン=ポールの美術館ではどのような展覧会が開催されていますか?
AP:現在開催されている「Les
ateliers de la modernit-近代性のアトリエ」では、ミロはもちろん、ジャコメッティ、ブラックまたシャガールら20人のアーティストの版画作品による当館所蔵の非常に重要なコレクションを今回初めて展示しています。
この展覧会は11月まで開催していますので、この機会に、日本の多くの皆さまがマーグ財団を訪れ、ミロのモニュメンタルな作品も楽しんでいただけるとうれしく思います。 |
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■会期:
2005年7月13日(水)〜
11月11日(金)
■会場:
長野県北佐久郡御代田町馬瀬1799-1
メルシャン軽井沢美術館
TEL 0267-32-0288
■開館時間:
9:30-17:00
(但し、8月1日〜5日、7日〜11日、14日は19:00まで/8月6日、12日、13日は16:30まで/9月10日は16:00まで)
■休館日:
火曜日(ただし7・8月は会期中無休)
公式ホームページ
http://www.mercian.co.jp/
musee/ |
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