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ジョルジュ・ラビ美術館 林忠正 チェルヌスキ美術館 フランスで出会う日本の美
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03.日本とアンリ・チェルヌスキ〜旅、コレクション、美術館〜
チェルヌスキのアジアへの旅 日本美術コレクション 邸宅から美術館へ
日本美術コレクション  
▲現在の阿弥陀仏の展示室。
© Christophe Fouin/ Musée Cernuschi
 3500点(うち1500点近くがブロンズ、1600点近くが陶磁器)を数える日本美術コレクションは、今日でも美術館の全コレクションの約3分の1を占めています。このコレクションは、アンリ・チェルヌスキがテオドール・デュレとともに旅した1871年10月24日から同年12月末までの日本滞在中の収集品に始まり、フランスに帰った後、主に、友人で日本に居住していた仲買人のフェルナンド・メアッザ(1837/8-1913)を通じて買った陶器のコレクションで完成します。チェルヌスキの日本美術コレクションはフランスで最初のもののひとつです。当時、日本については浮世絵版画や、幾種類かの陶磁器、特に「薩摩」と言われる磁器や陶器しか知られていませんでした。デュレと非常に親しかったマネ(1832-1883)やルノワール(1841-1919)は、おそらくこのコレクションを見たと考えられます。ギュスターヴ・モロー(1826-1898)や、工業デザイナーのエミール・ライバー(1826-1893)なども、いくつかの品に着想を得ています。  
 ブロンズは主に江戸時代(1615-1867)のもので、仏像や動物の像、花器などです。これは、江戸末期の日本において、置物や生け花が人気だったことを示しています。しかし、それ以前に、2階に鎮座する大きな阿弥陀仏に明らかなように、コレクションには19世紀当時、西洋がアジアの宗教に対して持っていた関心が表れています。コレクションは、古墳時代(250-600)の鏡など、古代のものも何点か含んでいます。
 陶磁器は主に江戸末期につくられたものです。いくつかのものは、桃山時代(1573-1615)までさかのぼります。なかでも最もおもしろい作品として、江戸初期の有田焼があげられるでしょう。輸出用につくられたものとは逆に、日本文化の特徴がよく表れています。17世紀中頃の青手古九谷と呼ばれる色絵の皿、17世紀末から18世紀初頭の白地に青の染め付けの徳利、水差しなどです。
 絵画は、江戸時代(1615-1868)初期の色彩に富んだ装飾的な様式を代表する作品を含みます。1959年、画家梅原龍三郎(1888-1986)によって、尾形乾山(1663-1743)の手による屏風(一部)が寄贈され、コレクションに加えられました。
 
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